記事のポイント
- 西武信用金庫は老舗企業の集まり「西武100年企業の会」を運営する
- 同金庫と取引する創業100年以上の企業が入会できる
- すでに55社が加盟しているが、新たに19社が仲間入りした
西武信用金庫が立ち上げた老舗企業の集まり「西武100年企業の会」に創業182年を誇る呉服屋の竺仙(東京・中央)など19社が仲間入りした。同会には、同金庫と取引する企業のうち、創業100年以上の企業が入ることができる。老舗企業の経営の知見やノウハウなどを会員間で共有する。(オルタナ副編集長=池田 真隆)

西武100年企業の会は、老舗企業の交流を促すプラットフォームとして、西武信用金庫が昨年6月に立ち上げた。すでに55社が同会に加盟しており、今回19社が新たに加わった。
会員企業の経営者による講演や企業訪問、スタートアップ企業との連携など多彩な活動を展開する。
今回、新たに会員として加盟した、竺仙(東京・中央)は創業182年を誇る。江戸染浴衣の独特な技術を生かした「江戸小紋」が有名だ。初代は、歌舞伎の世界でもその名を馳せたという。戦後、浅草に店舗を構えたのちに、日本橋に移転した。
小川文男社長は、「ファッションは流行なので、感度が鈍いとやっていけない。お客さんの感性の変化、時代の流れをどう反映するか。暗中模索で商いを続けてきた」と話した。