テスラがそのセールスポイントのひとつである自社の急速充電器「スーパーチャージャー」部門を閉鎖したと報じられている。独自のNACS(北米充電規格)を用いたその充電ネットワークは、昨年より競合自動車メーカーにも開放が始まり、米合衆国政府により補助金も支給されている。各自動車メーカーは現在、NACS準拠の車両を発売するべく準備を進めているところであり、動揺を招きそうだ。(島下 泰久)
イーロン・マスクCEOはXで、ネットワーク拡大の速度を緩め、稼働率と既存設備の拡大に重点を置くと説明している。年初来、テスラが売上高の減少、株価低迷に喘いでいるのは事実。この決断が自動車業界全体に今後どんな影響を与えるだろうか。