DNP、ICカードに再生素材を使用しCO₂排出量を削減

大日本印刷(DNP)は、非接触対応ICクレジットカードのプラスチック部分にリサイクルPVC(ポリ塩化ビニル)を使用することで極限までリサイクル材を使用したICカードの提供を開始した。(エコスタッフ・ジャパン)

カード基材にリサイクルPVCを使用することで、使用しない従来品と比較して、原材料調達から製造・搬送・廃棄までのライフサイクル全体でカード1枚あたり約19.5gのCO₂排出量を削減できるとしている。

従来プラスチック部分をすべてリサイクル材で製造することは材料の特性上困難だった。今回、ICカードの設計を工夫することで、プラスチック部分を全てリサイクル材に置き換えることを実現した。

DNPは環境負荷の低減や循環型社会の実現に向けて、同製品の提供により、プラスチックの一層のリサイクル推進やCO₂排出量の削減を実現し、環境負荷の低減につなげていく考えだ。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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