オルタナ77号「CSR48presents CSRトピックス」37

単一素材や剥がしやすい接着剤を使用
アシックスは、シューズに使われている材料を容易に分別し、リサイクルできるようにしたランニングシューズ「NIMBUS MIRAI(ニンバスミライ)」を 4月に発売した。
シューズは世界で年間約 239 億足作られており、 その95% 以上が使用後に埋め立てられるか、焼却処分になると言われている。多数の異素材を使い、複雑 な構造で製造されることがリサイクルしにくい主な理由だ。本商品はこれらの課題解決に挑む。
2050 年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す同社は、愛用したシューズが新たなものへ生まれ変わることが当然であり、それがランナーの誇りにもなる未来(MIRAI)をユーザーとともに創出していく。(CSR48・大西香奈恵)
「CSR48」とは
2012年に企業のCSR担当者を中心に「CSRに 関心のある女性」が集まって発足したコミュニティ。「CSRをもっと身近に」をミッションに勉強会やイベントを実施しており、近年は性別に関係なく参加を呼び掛けている。取り組みは 脱炭素や脱プラスチック、LGBTQ+、フェアトレードの勉強会、 洋服リサイクル&コットン収穫ツアーの企画など。メンバーの 所属は商社、メーカー、非営利団体、コンサルなどさまざま。早稲田大学でのゲスト講師登壇も毎年行っている。