
天然原料を使ったスキンケア商品などを販売するボディショップは7月15日、新作シリーズ「ワイルドアルガンオイル」の発表会を行った。同社にとって26番目のコミュニティフェアトレード商品で、モロッコ・タルガニンの女性自立支援につながる。入浴や保湿クリームなどを網羅した全7種類で、10月3日に発売される。(オルタナ編集部=佐藤理来)
アルガンの樹は、モロッコ南西部の限られた地域にしか自生しない特別な樹だ。
ボディショップはコミュニティフェアトレード選定の際、生産方法の「サステナブルさ」も基準にしている。ボディショップが調達するアルガンオイルは、商業的な植樹はせず、自生しているもののみ使用。熟した実を拾ったり手作業で摘んだりして採取する。
「援助ではなく取引を」がモットーのボディショップは、コミュニティフェアトレードに力を入れ、90%以上の製品で原料のフェアトレード調達を実現。今回加わったタルガニン協同組合は334人の女性が所属する、女性による女性のための自立支援組合だ。組合に参加し、収入源を得たことで、女性本人やその子どもなどが教育の場を得ている。

「ワイルドアルガンオイル バス&ボディケアシリーズ」は全7種。バブルバスやシャワージェルといった入浴商品、スクラブ、ボディバターなどボディケア製品が並ぶ。髪にも肌にも使えるオイルは液体状のものとソリッドタイプの2種類がある。