ヤンマーが「あえて補充しないビュッフェ」で食品ロス削減へ

記事のポイント


  1. ヤンマーマルシェは、社員食堂を週末ランチ限定で一般開放する
  2. コロナ禍の影響で休業していたが再開、ビュッフェレストランに
  3. 後半は追加補充せずに割引し、食品ロスを削減する

ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーマルシェ(兵庫県尼崎市)は9月7日から、ヤンマー本社ビル(大阪市)の社員食堂を週末限定のビュッフェレストランとして一般開放している。コンセプトは、「『大地』『海』の恵みを味わうレストラン」だ。後半はあえて追加補充をせず、その代わりに割引を設け、食品ロス削減に取り組む。(オルタナ編集部=松田大輔)

新鮮な野菜が並ぶ
新鮮な野菜が並ぶ

ヤンマー本社ビルでは2017年から社員食堂を一般開放していたが、コロナ禍の影響で一時休業していた。

ヤンマーマルシェは店舗のデザインやメニューを新たにし、週末ランチ限定のビュッフェレストラン「SEA & FARM by YANMAR MARCHÉ(シー・アンド・ファーム・バイ・ヤンマーマルシェ)」として一般向けに再開放する。

メニューは「メイン料理にビュッフェが付くセット」と「ビュッフェのみ」の2通りだ。週末ランチ限定で、完全予約制となる。たとえば11時で予約した場合、12時15分までの75分間ブッフェを楽しめる。

食品ロス削減のために、13時30分以降はビュッフェメニューの補充をしない。13時に予約した場合は30分後には追加補充がされなくなるが、代わりにサステナブル割引として300円引となる。

ヤンマーホールディングス・ブランド部コミュニケーション部PRグループの南口奈央氏は、「社員食堂を地元の方にも楽しんでほしい。ビュッフェでは、生産地が見える新鮮な野菜を提供する。食堂なので広々としており、ぜひ家族連れでも来てほしい」と話した。

matsuda daisuke

松田 大輔(オルタナ編集部)

中央大学総合政策学部卒業。2021年から米国サンフランシスコで研究資料の営業マネジャーとして勤務。2024年に株式会社オルタナ入社。

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キーワード: #SDGs

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