UCC、コーヒー豆の森林破壊ゼロに向け生産国で取り組み

オルタナ78号「林業トピックス」50

UCCはこのほど、「森林破壊ゼロ宣言」を制定し、特に優先して生産性の向上と自然生態系回復に取り組む「戦略的生産国」を定めた。戦略的生産国はブラジル、ベトナム、タンザニア、ウガンダの4カ国だ。

森林破壊ゼロ宣言では、2023 年までに森林の破壊や転換を伴わないことをトレースし確認したコーヒー豆のみを使用すると目標を掲げる。中間目標として、2025 年まで50%以上、森林破壊防止が確認されているコーヒー豆を購入する。戦略的生産国では、農家の成形や森林保全に寄与する活動を推進する農事支援活動を行うほか、同社が特に貢献できる行動計画を策定する。

今後はナーサリー建設や土壌管理、シェードツリーや周辺の有用生物の保護などの将来的にコーヒーの生産性を高める取り組みを進め、さらにカーボンニュートラルを視野に入れた植林などの活用にも取り組んでいく。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #オルタナ78号#林業

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