清水建設など7社が砂問題を解決するテトラポッドを開発

オルタナ78号「廃棄物・静脈物流トピックス」25

清水建設(東京・中央)ほか7社はこのほど、水産系廃棄物であるホタテ貝殻を再利用した、ブルーカーボンテトラポッド「HOTATETRAPOD」を開発した。

「HOTATETRAPOD」では砂の使用量を50%削減する

砂の代わりに、北海道宗谷郡の猿払村で従来廃棄されるはずだったホタテ貝殻を使用することで、テトラポッドを作成する際に使用する砂を50%まで削減。世界的に問題となっている砂不足問題の解決を図る狙いだ。

自然界や生物の仕組みに学び、そのデザインやプロセスをまねるバイオミミクリー(生物模倣)という視点からHOTATETRAPODの形状には貝殻から着想を得たデザインを採用し、海中の炭素を固定する海藻類が着生しやすくする。ブルーカーボン固定量の増加と環境負荷の軽減が期待される。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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