林業の技能検定を創設、労災減少を目指す

厚生労働省はこのほど、技能検定のなかに新たに「林業」を加えて「林業技能検定」を創設した。初回の試験は2025年1月に学科、実技(判断等試験)、2月から3月にかけて実技試験(製作など作業試験)を実施する。一般社団法人林業技能向上センター(東京・千代田)が試験を運営する。

林業職種は気象や地形など状況に応じて適切に作業を行う必要があるとともに、チェーンソーなどの機械類や刃物を正確かつ安全に扱うため高度な技能や専門知識が求められる。検定創設で林業従事者の技能向上や、就業環境の整備、安全性の向上による労働災害の減少も目指す。

試験は1級から3級まで。2級は2年以上、1級は5年以上の実務経験が受験資格となる。3級の実技では労働安全衛生法上の特別教育を受講することが受験条件となる。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #林業

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