サステナ情報開示、欧州にも「開示対応疲れ」

一般社団法人ESG情報開示研究会(EDSG、東京・千代田)は20年に19社で始めましたが、参画する事業会社や金融機関などの数は130を超えました。年金積立金管理運用独立行政法人や金融庁なども参画し、非財務情報の開示領域のコミュニティでは日本最大規模に成長しました。(一般社団法人ESG情報開示
研究会 共同代表理事=増田 典生)

EDSGでは毎年秋に欧州視察に行きます。24年は、欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)やIFRS財団などを訪れて意見交換を行いました。

欧州の情報開示規制といえば、CSRD/ESRSが話題です。CSRDができた経緯を遡ると、19年から欧州が掲げる政策「欧州グリーンディール」があります。

■CSRD/ESRSでは最大1000以上の開示項目が

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増田 典生(ESG情報開示研究会 共同代表理事)

一般社団法人ESG情報開示研究会 共同代表理事/日立製作所 サステナビリティ推進本部 主管 1985年日立ソリューションズ入社。2015年4月日立製作所へ転籍。2017年度から2019年度までサステナビリティ推進本部企画部長として日立グループのサステナビリティ戦略構築・推進に従事。2020年4月からサステナビリティ推進本部主管(現任) 。2020年6月一般社団法人ESG情報開示研究会設立と同時に共同代表理事に就任(現任)。2022年4月から京都大学経営管理大学院特命教授(現任)。

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キーワード: #ESG

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