
セレクトショップを運営するユナイテッドアローズは、2月6日から、同社アパレルブランド グリーンレーベル リラクシングのある全国62店舗で不要スーツの下取りキャンペーンを行う。回収したスーツは、国際NGOに寄付し、それを売却することで復興支援につなげる取り組みだ。昨年4月から9月にかけて実施された前回のキャンペーンでは、2433着を回収した。(オルタナ編集部=佐藤理来)
支援先となるのは、紛争や災害で困窮した人々を支援する国際NGOピースウィンズ・ジャパン(PWJ)。回収したスーツを物品として寄付し、PWJがリサイクル業者に売却することで得た資金が、復興のための活動資金となる仕組みだ。
ユナイテッドアローズが東日本大震災の復興支援活動としてスーツの下取りを行うのは今回で10回目。PWJの復興支援活動は、仮設グラウンドの整備や漁業支援、震災記録の作成など多岐にわたる。
キャンペーンを実施するのは、ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシングのある全国62の店舗。下取りするスーツのブランドは問わない。提供者には、スーツと交換で「スペシャルチケット」が渡される。対象の新しいスーツを10%引きで買うか、PWJへ300円寄付するかを選べるチケットだ。前回のキャンペーンでは、2433着を回収。698人が300円寄付を選択し、リサイクルショップの買い取り額と合わせて29万9829円が支援に役立てられた。