オルタナ80号「漁業トピックス」52

西経子・農水省大臣官房審議官と受賞した学生ら
水産に関わる次世代人材を育成するプログラム「THE BLUE CAMP」が、環境省、農水省消費者庁の三者による「サステナアワード2024」の農林水産大臣賞を受賞した。
同プログラムは、一般社団法人 Chefs for the Blue(東京・渋谷)が日本財団「海と日本プロジェクト」の助成を受けて行う。2024 年は 2 回目の実施で、15 人の高校生、大学生、専門学校生が3ヵ月の講義やフィールドワークを通して水産業の課題について学んだ。
最後には東京・京都でそれぞれ6日間限定のレストランを開き、料理やプレゼンテーションを通して約 250 人の来場者に漁業の資源管理やサプライチェーンの重要性などを伝えた。
Chefs for the Blue は、フードジャーナリスト・佐々木ひろこ氏の呼びかけで 2018 年に設立。シェフらが参加し、自治体や企業との協働プロジェクトやフードイベント、政策提言などの活動を行っている。