オルタナユースは4月3日、大学生向けに第2回マンスリーセッションを開きます。大量生産・消費型のファッション産業は大量の温室効果ガス(GHG)を排出しています。労働者の人権を軽視した条件を突きつけるブランドもあります。カーボンニュートラルやサプライチェーンの透明性などが重視される社会において、ファッション産業とどう向き合うべきか考えます。ゲストには、エシカルファッションに詳しい、鎌田安里紗さんを迎えます。
オルタナユースとは、オルタナの学生組織です。サステナビリティに関する情報を学生向けに発信する活動を行っています。

マンスリーセッションでは、社会問題の解決に取り組む経営者や有識者らをゲストに招き、参加した大学生らと解決方法を一緒に考えます。今回のテーマは、「未来のファッション産業」です。
ファッションは華やかなイメージがありますが、世界のファッション産業のGHG排出量をCO2に換算すると合計12億トンに及びます。これは、国際航空業界と海運業界を足したものよりも多い量です。さらに、ファストファッションなど安さを売りにしたブランドには、人権課題も散見されます。
ファッション産業の持続可能性をどう考えるべきか。ゲストに、エシカルファッションに詳しい、鎌田安里紗さんを招き、GHG排出量を抑えるために何ができるのか、作り手の顔が見えない原因は何か、など様々な視点から議論します。
ゲストの鎌田さんは、モデルとして活動する中で、ファッション産業のあり方やものづくりの現場に関心を寄せ、エシカルファッションに関心を持ちました。衣服の生産地を訪ねるスタディツアーなどを企画します。
ファッション産業のサステナビリティを促進する一般社団法人unisteps(ユニステップス)の共同代表理事でもあり、ファッションブランドのエシカル度を採点するサイト「Shift C(シフトシー)」のアドバイザーも務めます。
【鎌田安里紗さんと考える2050年のクローゼット: 一着の始まりから終わりまで】
とき: 4月3日(木)18:00~20:00
場所: 株式会社オルタナ(〒150-0011 東京都渋谷区東1-3-1 常盤松ロイアルハイツ503) https://www.alterna.co.jp/access/
プログラム:
18:00~18:05(5分) 事務局からの挨拶 18:05~18:35(30分) 講演 18:35~18:55(20分) ユース・参加者からの質問 18:55~19:00(5分) 次回のお知らせと閉会の挨拶 19:00~20:00(60分) 懇親会(お菓子とドリンクを用意します)

ゲスト: 鎌田安里紗(かまだ・ありさ)さん
一般社団法人unisteps共同代表理事。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。衣服の生産から廃棄の過程で、自然環境や社会への影響に目を向けることを促す企画を幅広く展開する。種から綿を育てて服をつくるプロジェクト「服のたね」、衣服の生産と廃棄の現場を訪ねるスタディーツアーなど。
対象者: 大学生・専門学校生・大学院生(社会人大学院生は除く)
参加費: 無料
お申し込みはこちら: https://forms.gle/gddi3Z6C9qgMNPmE6