日本ファンドレイジング協会は、JPモルガン・チェースの支援を受け、困難な状況にある女性の就労・キャリア支援に取り組む非営利団体を対象とした助成プログラムを立ち上げた。
日本の女性就業率は74.8%とOECD平均を上回るものの、半数以上が非正規雇用であり、収入やキャリアの安定性に課題を抱えている。約28万人の女性が若年無業者に分類され、社会で活躍できる機会の拡充が求められている。
この課題に対し、NPOなどの非営利団体は重要な役割を果たしているが、事業成長に必要なリソース不足や資金調達の難しさに直面している。
本プログラムは、こうした団体を対象に、ファンドレイジングとインパクト・マネジメントに特化した伴走支援を提供する。専門家による伴走支援と幅広い用途に使用可能な資金提供を通じて団体の成長を後押しする。
この取り組みを通じて、より多くの女性が自らの目指すキャリアを実現できる社会の実現が期待される。