WWFジャパンはNature&Development Foundationと共同で「ガーナ・カカオ森林ランドスケープ土地利用マップ」(ガーナ森林マップ)を共同開発し、このほど公開した。

ガーナの1980年、2000年、2020年の土地利用の変化を確認することができる。
森林だけでなくカカオやその他の農業利用、鉱物採掘や休閑地など12 種類にわたる土地利用区分の40 年間の変化を可視化する。こうしたデータを無償で公開するのは初だという。
WWFの調査によれば、40年間でガーナの森林面積は約259 万㌶減少した。その約半分はカカオ農園への転換が原因となっている。「ガーナ森林マップ」はカカオ農園拡大による森林破壊の深刻な状況を可視化するとともに、企業が持続可能なカカオのサプライチェーンを築くうえでのリスク把握に貢献するものと期待される。