米国マサチューセッツ州ニュートンに本社を置くBooster(ブースター)は、メッセージやキャンペーンロゴの入ったTシャツを販売することで、NPOのクラウドファンディングを行うというユニークなプラットフォームを構築している。ブースターは、オンラインでオリジナルTシャツの制作と販売を行うCustomInk社が2013年8月に始めた取り組み。すでに総額2千万ドル(約23億円)を超える寄付の調達に成している。(寺町 幸枝)

アンドリュー・モスCEO率いるブースターは、個人やNPOの資金調達に役立つクラウドファンディングのプラットフォームを提供する。同社のサイトを通じて、常時6千を超えるファンドレイジングを目的としたキャンペーンが立ち上がり、月間100万ドル(約1億2千万円)を超える資金調達が達成されているという。
その特徴は、何と言っても「Tシャツ」という分かりやすい商品を利用し、可視化できるメッセージやキャンペーンロゴを用いて寄付を募ることができる点だろう。
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