■ 日本企業は2社、伊藤園が最高位で18位
このリストに、日本企業が2社ランクインした。株式会社伊藤園が18位、もう一社、パナソニックは39位だ。伊藤園は「日本の混迷する農業に新たな成長の機会を」というタイトルの下で、経営戦略の一環として社会課題に独自に取り組む「茶産地育成事業」、「茶殻リサイクルシステム」等が評価された。
伊藤園への評価として、「日本の混迷する農業で新たな成長の機会を」(Growing new jobs in Japan’s struggling farming sector)というタイトルの下で概略次の通り紹介された(元は英文)。
18位 伊藤園(ITO EN) 日本最大の緑茶飲料メーカーである伊藤園にとって、環境保全はゆるぎない信念である。この売上高4000億円の清涼飲料メーカーでは、2001年から茶産地育成事業に取り組んできた。この事業は、日本では荒廃農地が40万ヘクタールもあるが、同社ではその活用も行い就農者の増加も図るものである。 地域の自治体と協力のもと農家との契約により、伊藤園は栽培技術を提供し緑茶原料用農地を確保してきた。また、伊藤園では、年間49,000トン発生する茶殻の一部をダンボールなどに再利用している。

これは当社が進めてきた、共有価値の創造(CSV)を目指すCSR/CSV経営が評価されたものであり、「世界のティーカンパニー」を目指すうえで大変励みとなるものだ。
本件に係る伊藤園のホームページでのご紹介は以下のサイトである。
http://www.itoen.co.jp/whatsnew/detail.php?id=24722
ランクインした食品・飲料企業では、5位にネスレ(スイス)、 11位にコカコーラ(米国)のほか、23位オラム・インターナショナル(シンガポール)、25位マクドナルド(米国)、28位CVS ヘルス(米国)、33位にコンパス・グループ(英国)、38位ペプシコ(米国)、 45位スターバックス(米国)、 49位グルポ・ビンボ(メキシコ)などが入っている。