
今年も年末年始のテレビの話題となったのは、紅白歌合戦であろう。毎年、その出場者が誰、審査員が誰かというのが話題となるが、昨年末の評価は視聴率約40%(過去最高は昭和38年の81.4%)でここ数年の水準を維持したものの、各誌やネットでの評価を見ると「司会の進行がグダグダであった、タモリとマツコの夫婦芝居が意味不明、シン・ゴジラの演出が理解しにくい」と酷評が多いようだ。
唐突すぎたのが最後の勝敗で「視聴者審査は紅257万、白420万、会場審査は紅870票、白1274票・・」と続いたところで「これにゲスト審査員を加えると、紅9票、白6票で今年は紅の優勝です!」となったことだ。視聴者2票、会場2票、ゲスト審査員が各1票ずつということでルール上は問題なかったのであるが、消えた視聴者審査の160万票は、当然SNS上、火に油を注ぐこととなった。