
カナダの出版社コーポレート・ナイツは「世界で最も持続可能な100社(Global 100)」に、日本企業から武田薬品など4社を選んだ。1位となったのは独重電大手のシーメンス。エネルギー効率の高さなど持続可能性に関する14項目の指標に基づき、世界の企業を評価している。2005年から毎年、世界各国から政治・経済界のリーダーが集まる世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で発表している。(辻 陽一郎)
Global 100は上位100社を選出するにあたって、昨年10月1日時点で世界各国の時価総額20億ドル以上の企業を評価対象としている。1位はドイツ、2位はノルウェー、10位以内にオランダの企業が3社入るなど欧州企業の評価が高かった。日本企業では、武田薬品、医療機器メーカーのシスメックス、アステラス製薬、NECの4社が選ばれた。NEC以外の3社は昨年から引き続き選ばれ、NECは2013年以来3回目だ。