
サステナビリティと経営の統合を考える、サステナブル・ブランド国際会議2017東京が3月8日、六本木ミッドタウンホールで開幕した。1日目のテーマは「Set-up Purpose」(可能性の探索)。午前のプレナリー・セッションでは、日立製作所や日産自動車、ノボ ノルディスク ファーマのサステナブル担当役員が登壇し、ミッションについて話し合った。会場には500人が入り満員になった。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
登壇したのは、日立製作所の荒木由季子理事 CSR・環境戦略本部本部長と日産自動車の川口均専務執行役員CSO、ノボ ノルディスク ファーマのオーレ ムルスコウ ベック代表取締役社長。ファシリテーターは森摂オルタナ編集長が務めた。
荒木理事は、サステナビリティについて、「概念が広く、まだ日本では定義が共有されていない気がする」と話し、34万人いる従業員に共有していくことの難しさを明かした。だが、ビジネスをグローバルに展開していくためには、人権やサプライチェーンなども含めて、「社会からの期待に応えないと生き残っていけない」と強調した。