
[Sustainablebrands.comから転載] 環境パートナーシップ会議(東京・渋谷)が主催するビジネスセミナー「SDGsとサステナブルな暮らし――実践と普及に向けて」が7月28日、有楽町の東京国際フォーラムで開催された。SDGs(持続可能な開発目標)を推進する国連や環境省、企業、消費者を代表するスピーカーが登壇し、食や消費など暮らしの視点から、日本のSDGsへの取り組みの現状や課題について議論が行われた。(オルタナ編集部=小松 遥香)
同セミナーは、オーガニックフォーラムジャパン(東京・中央)が開催する第2回オーラニックライフスタイルEXPOの一環で実施された。
SDGs達成は足元のアクションから
国連広報センター(UNIC)の根本かおる所長は、SDGsの達成について「淡々と積み上げ式でやっていけば良いものではなく、大胆で変革的な発想を持って、達成のためにいつまでに何をしなければいけないかを考える必要がある。変革的というのは、産業革命や奴隷解放などに匹敵するパラダイムシフトのことだ」と話した。
SDGsの進捗については、「企業は今、事業とSDGsを照らし合わせてマッピングを行うという段階から、次の段階に進もうとしているところだ」と見解を示した。また、SDGsは国内の格差問題や女性活躍推進なども含まれている国内課題そのものであり、日本人一人ひとりの生活の足元に関わることだとした。