「日本のまちに、光を当てろ!」これが東京都渋谷のヒカリエで行われる「まちてん2017」のテーマだ。いよいよ今週の12月8日、9日に開催。まちてん実行委員長としてメッセージをお伝えしたい。入場・プログラム参加にはウェブ登録が必要(レセプション以外は無料)。奮ってご参加いただきたい。http://machiten.com/(伊藤園 常務執行役員=笹谷秀光)

■実装段階の地方創生まちおこし
地方創生まちづくりは計画策定から「実装段階」に入った。課題先進国日本では、少子高齢化・人口減少・地域活力低下など課題が複雑化している。その解決には、関係者連携の仕組みが必要だ。これまでの「産官学」に、「金労言」(金融界・労働界・言論界)も加えた「産官学金労言」の集まりから気づきを得て、革新につないでいくことが肝要だ。
この関係者が一堂に会し、さまざまな事例を持ち寄り、東京渋谷ヒカリエで発表・展示・交流し発信するフォーラムが「まちてん」、まちづくりの展覧会である(12月8日、9日)。内閣府・復興庁・総務省・文部科学省・厚生労働省・農林水産省・経済産業省・国土交通省・環境省、全国知事会、全国市長会、全国町村会の後援も得て、実行委員長として活動する中で、未来志向の知恵の結集を実感している。
地方創生では「地方の稼ぐ力」「ライフスタイルの変革」「革新につなぐ学び」が重要項目である。企業も本業力を発揮してウイン・ウイン関係の構築を図り貢献することが期待される。社会価値と経済価値の同時実現を目指す「共有価値の創造」(CSV)の考え方を応用し、「地方創生CSV」として取り組むべきだ。特に、情報通信技術(ICTやIOT)の活用局面も増えている。
■「発信型三方よし」の実践