[Sustainablebrands.comから転載]

米コカ・コーラ カンパニーは、2030年までに販売する製品と同等量の容器を回収・リサイクルすることを目指すグローバルビジョンを掲げた。日本コカ・コーラもそれに基づき29日、容器の2030年ビジョンを発表し、新たに容器回収とリサイクル手法の構築や清掃活動に取り組んでいく方針だ。「廃棄物ゼロ社会」実現のために、海洋ゴミなどのゴミ問題に対して消費者の意識を高める啓発活動も展開するという。(辻陽一郎)
食品・飲料の容器は日々の生活に欠かせないものである一方、容器ゴミは現代社会の大きな問題だ。最近では、プラスチックが紫外線や波によって断片となったものが海や川に流れて、魚などの生態系へ悪影響を及ぼすとして深刻な社会課題となっている。