パネルディスカッション「社会課題解決で伸びるSDGsを実践する経営者に聞く」では、長谷川敦弥・LITALICO社長、出雲充・ユーグレナ社長がパネリストで登壇した。
LITALICOの設立は、2005年12月、社名の由来は「利他」と「利己」の組み合わせであり、主に学習塾や幼児教室の運営、障がい児支援事業を行っている。
長谷川社長は、「精神疾患は後天的であり、子どものころに勉強が分からないなど、失敗体験の積み重ねで発症することも多い。ユニークな子どもに合う授業がなかったことが原因であり、障がいは人ではなく、社会の側にある。社会にある障がいをなくし、多様な人が幸せになれる人が中心の社会をつくる」と強調した。
ユーグレナは、ミドリムシ(学名:ユーグレナ)の屋外大量培養技術を基に、健康食品の販売、バイオ燃料の生産に向けた研究をしており、2005年8月に設立された。
出雲社長は「ミドリムシは、藻類に属し、9種類の必須アミノ酸を含め59種類の栄養素をバランス良く備えている。バングラデシュで2014年からユーグレナGENKIプログラムを展開しており、今年度は、約200万食分のクッキーを配布した。地球から栄養失調の人をなくすチャレンジを始めている」と述べた。