■「うんこ先生」の力で認知度高めたい

「子どもたちにとって『初めて』はとても大切。初めての勉強が楽しいと思えたら、勉強が嫌にならない。前向きに机に向かってもらいたいという思いで生まれたのが『うんこドリル』。ふざけすぎず、人を傷つけず、楽しく学べるコンテンツにした」(文響社うんこ事業部事業責任者の文字祐介さん)
累計360万部を突破した「うんこドリル」シリーズ。メインキャラクターである「うんこ先生」は子どもたちから絶大な支持を集めている。
今回のLIXILと文響社のコラボレーションでは、「うんこ先生」が「LIXIL世界トイレの日特別大使」となって、イベント「2018年 トイレはどこ? In 神宮外苑いちょうまつり」に登場する。
「子どもたちは『うんこ』が大好き。世界の衛生問題は深刻だが、重くなりすぎないようにメッセージが伝われば」(文響社・文字さん)
イベントでは、世界の衛生課題に関するドリル「LIXIL×うんこ漢字ドリル うんこ先生と学ぶ!世界トイレの日特別検定」も配布する。うんこドリルの魅力は、くすりと笑ってしまうシュールな面白さ。今回の「世界トイレの日特別検定」も同じ作家が作問したという。ウェブサイトからダウンロードも可能だ。
「子どもたちが関心を示せば、自ずと親の関心も高まる。そうして徐々に世界の衛生問題を知ってもらえたら」(LIXIL・小竹さん)
■屋外排泄を体験できる「シースルートイレ」も

同イベントは参加費無料で、16日から19日の10時から17時まで明治神宮外苑(東京・新宿)で開催されている。屋外排泄を疑似体験できる「シースルートイレ」も設置される。
19日には、グローバルパートナーシップを締結しているユニセフ(国際連合児童基金)との新たな募金プロジェクトが始動する。集まった支援金は、衛生教育の実施や衛生的なトイレ、手洗い場などの導入に充てられる。