SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月に国連で採択された国際目標。2030年までに貧困、教育、気候変動、生態系保全、働き方など17目標・169ターゲットを達成することを目指している。
SDGsが誕生してから3年が過ぎ、2030年に向けて世界各国がSDGsを推進する中、日本での認知率は14.8%(電通ジャパンブランド調査2018)と世界20カ国の平均51.6%と比べても圧倒的に低く、特に女性による認知が伸び悩んでいる。
自分のことだけではなく、周りのこと、地球のことに関心を持つことについて、共感力が高いと言われる女性は得意とすることである。だからこそ、SDGsの仕組みやゴールを女性誌で発信し、女性の認知向上、女性ならではの発想やコミュニケーションによる未来へのアクションにつなげようとしている。

12月20日は、「FRaU SDGs号」の発刊、また、それを皮切りに「FRaU×SDGsプロジェクト」がスタートすることを記念して、文京区音羽の講談社本社にて記念パーティが開催された。今回の制作に協力した企業・団体だけでなく、プロジェクトに興味を持った多くの企業の招待者170人が来場し、情報交換やネットワーキングを活発に展開した。
冒頭の挨拶で、プロジェクト代表であり、講談社FRaU編集長の関龍彦氏は、「女性が中心となり社会課題を解決するソーシャルインパクトを生み出すことをミッションとした、新しいメディアのチャレンジに多くの企業・団体、そして個人が賛同していただいた」と感謝の意を表した。
今後は、雑誌やオンラインメディアでの発信だけに留まらず、イベントやアワードなど様々なメディアを横断したプロジェクトとして展開し、2030年に向けて継続的に推進していくとしている。