編集長コラム)「ちいきん会」という大きなうねり

――香西さんのモチベーションは何ですか。

香西:他の人と一つ違うことがあるとしたら、「新しいことをやるのに抵抗が無い」。アイデアがモチベーションになる。そのことが自分ごとになるように経営支援。俳優の事務所に電話する、マガジンハウスに電話するなど初めてのことばかり。

――会場の皆さんにひと言ずつをお願いします。
香西
:街おこしをするためには、まずは、グローバルな視点を持つこと。盆栽も米国やベルギー、フランスで販促した。

:毎日生活をしていて、いつものような生活は忙しくて、気づいたら半月、1カ月経っていたこともある。いろいろな人と会い、価値観を広げ、認識の幅を広げ、いろんな人とつながり、自分と違う価値観を受け入れる。そこに相手の立場に立って受け入れることで価値観の幅も広がる。「つながり」が大切。

北村:50年間銀行員をやっていますが、銀行員とはこういうものと、自分で自分の方をはめてしまわないように。ガラスの天井を突き破れ。固定観念を破れ。人間としての幅を広げる。自分自身の成長につなげる。幅広い交流に期待。銀行の「三大業務」は預金、為替、融資。四番目は「コンサルティング」。

遠藤:ちいきん会は人との縁を作るためのイベント、機会。1回のちいきん会に集まって終わるのでは意味がない。全国から380人集まった人たちとよく話をして、これをスタートにして、そこから集まりや勉強会が派生して、同じような人が集まってくる。もっと議論し、実行を。金融庁もそういう思いを持っている人が外に出て、やっている。みなさんにも仲間を作って欲しい。

森 摂(オルタナ代表取締役)

森 摂(オルタナ代表取締役)

株式会社オルタナ 代表取締役。東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社入社。編集局流通経済部などを経て 1998年-2001年ロサンゼルス支局長。2006年9月、株式会社オルタナを設立、現在も代表取締役。前オルタナ編集長(2006-2025)。主な著書に『未来に選ばれる会社-CSRから始まるソーシャル・ブランディング』(学芸出版社、2015年)、『ブランドのDNA』(日経ビジネス、片平秀貴・元東京大学教授と共著、2005年)など。武蔵野大学大学院環境学研究科客員教授。武蔵野大学サステナビリティ研究所主任研究員。一般社団法人サステナ経営協会代表理事。日本自動車会議「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」選考委員。公益財団法人小林製薬青い鳥財団理事

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