■そのカギをにぎるのは、民間主導の真の「ソーシャルワーカー」養成にある。

一方民間をリードするタサオ福祉財団は、そうしたエコパワーを実践し得る真の人材育成はソーシャルワーカーのリーダーシップにあるとして、そうしたソーシャルワーカーを育成しようとしている地域の民間団体や組織にたいしていろいろな支援を行っている。

オーケストラに例えれば、介護も医療も保健もリハビリも狭いケアーマネージメントでもって人材育成をこれまでしてきたが、シンガポールの場合は、それらの団体をまとめるコンダクターとしてのソーシャルワーカーの人材育成こそが未来のサスティナビリティ社会構築のカギであるとしているところに日本はこの国から学び直す必要性があると言える。
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