積水ハウスは14日、全国の住宅展示場など380カ所で100%再生可能エネルギー由来の電力使用を始めたと発表した。同社では、太陽光パネルを設置した住宅オーナーから余剰電力を買い取る「積水ハウスオーナーでんき」の取り組みを進めており、その買取分で使用電力を賄う。顧客であるオーナーと協働し、事業で使用する電力の100%再エネ化を目指す国際イニシアティブ「RE100」の達成を目指す考えだ。(堀理雄)

「積水ハウスオーナーでんき」は、再生可能エネルギーを国が一定の価格・期間で買い取る「固定価格買取制度」(FIT)の買取期間が終了する人が出始める2019年11月に合わせて開始。2020年3月末時点で加入オーナーは6500件を超え、自家消費電力を除く2月の電力買取量は673MWhに達した。
この電力量は、同社の全住宅展示場375カ所と、住まいづくりの体験型施設「住まいの夢工場」5カ所の計380カ所での月当たり電力使用量620MWhを上回る。年間を通じてこれらの施設の再エネ化が達成できる見込みで、余剰分は事業所や工場の電力として使用している。住宅展示場の電力再エネ化は業界初の取り組みだ。
[…] →『積水ハウス、住宅展示場の電力を100%再エネに』 http://www.alterna.co.jp/30285 […]