造船所跡地、都市の新たなつくり方

baba

馬場 正尊（建築家）

| 2021/01/27 約2分で読める

【連載】オルタナティブな空間

アムステルダムは運河の旧市街ももちろん魅力的だけど、廃墟の工場地帯も魅力的だ。１９２０年代から80年代にかけて操業していた世界最大の造船所の一つ、ＮＤＳＭ造船所跡地。アムステルダム中央駅からフェリーで20 分ほどの場所にあり、巨大な廃屋が並び、土壌も汚染されていたような場所だった。

NDSM造船所跡地はクリエイターなど市民のために開放され、アートやカルチャー、ビジネスなど新たな文化発信の場となっている

船から降りると目の前に巨大な建屋が姿を現す。サビがかった外壁、高さ10㍍を超える扉、ダイナミックなトラス構造体。これだけでもたまらない空間だけど、中に入ると様々な色やフォルムをした建築が点在している。

有料会員限定コンテンツ

こちらのコンテンツをご覧いただくには

有料会員登録が必要です。

関連記事

  1. モノ離れの時代、カギは「ハイパワードマテリアル」
  2. 下請けに脱炭素を一方的に押し付けるのは独禁法違反の恐れ
  3. 米で進むPFAS規制、衣料品にも：25年から一部の州で販売禁じる
  4. パーパスはなぜ組織に浸透しないのか
  5. 米国では2024年、再エネ発電が初めて石炭を上回った
baba

馬場 正尊（建築家）

建築家。１９６８年佐賀県生まれ。94 年早稲田大学大学院建築学科修了。博報堂、早稲田大学博士課程、雑誌『Ａ』編集長を経て、02年Open Aを設立。東北芸術工科大学教授。

執筆記事一覧
キーワード:

トップインタビュー

もっと見る
#ビジネスと人権
どうすれば人的資本投資で成果を上げられるのか
吉田 広子（オルタナ輪番編集長）
#人的資本
Sansanの人事戦略、全ては「事業成長」のために
長濱 慎（オルタナ副編集長）
#サーキュラーエコノミー
ごみを資源に: 産廃処理現場を可視化し循環や再生のヒントに
北村（宮子）佳代子（オルタナ輪番編集長）
#サーキュラーエコノミー
王子HDの環境経営戦略は「森林化学会社へ」
池田 真隆 （オルタナ輪番編集長）
#脱炭素
日本初「3時間耐火」を実現した木材の開発秘話
吉田 広子（オルタナ輪番編集長）
ドール青木社長の写真
#フードロス
ドールの「もったいない」がビジネスになった
北村（宮子）佳代子（オルタナ輪番編集長）
#脱炭素
富士通、スコープ3「実データ」算定で40年ネットゼロへ
長濱 慎（オルタナ副編集長）
#SDGs
ボルボ日本社長、「パーパスの推進に役職は要らない」
森 摂（オルタナ代表取締役）
#サステナビリティ
I-neサステナ担当役員、健全な危機感が事業を持続可能に
池田 真隆 （オルタナ輪番編集長）
#SDGs
なぜユニ・チャームはSDGsをパーパスに掲げたのか
池田 真隆 （オルタナ輪番編集長）

重要キーワード

もっと見る
#脱炭素
その異名は「白い金」、リチウムに二つの課題
もり ひろし（新語ウォッチャー）
#サーキュラーエコノミー
サーキュラ―エコノミーが「国際規格化」へ、ISO/TC323とは
もり ひろし（新語ウォッチャー）
国際企業で相次ぐ「ウォーターポジティブ」とは
もり ひろし（新語ウォッチャー）
サステナビリティ重要単語：CSRD
池田 真隆 （オルタナ輪番編集長）
#アニマルウェルフェア
#ESG
密猟危機に瀕するサイを救う野生動物保護債券
もり ひろし（新語ウォッチャー）
サステナビリティ重要単語：EU-ETS
長濱 慎（オルタナ副編集長）
#脱炭素
脱炭素化がもたらすインフレの「上振れリスク」
もり ひろし（新語ウォッチャー）
サステナビリティ重要単語：「ASC」と「MSC」
山口 勉（オルタナ副編集長）
ワーク・ライフ・バランス
サステナビリティ重要単語：ワーク・ライフ・バランス
山口 勉（オルタナ副編集長）
ネットの分断化
ウクライナ戦争で顕在化した「ネット分断」問題
もり ひろし（新語ウォッチャー）

有料記事一覧

もっと見る
もっと見る
コメント投稿ありがとうございました
閉じる

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
ログイン