【連載】エゴからエコへ

「すみません、袋をください」と言ったら「はあ?」という顔をされた。「袋はないので、あそこにあるダンボールに入れて持ち帰ってね」。
しまった。日本の常識はここでは非常識。私たちはスコットランドの田舎町を旅行していた。おとぎ話に出てきそうな美しい町フォレスのコーポで買い物をしたがエコバックを忘れたため、ワインやパンをお互いのバックパックに詰め込んだ。
どこのお店に入っても商品の包装は簡易。袋はくれない。日本のように「品物にテープを貼らせてください」とも言われない。「日本はやっぱり過剰包装の国だと思うよ」