独浄水器メーカーの日本法人BRITA Japan(ブリタジャパン、東京・中央、マイケル・マギー社長)はこのほど、包括連携協定を結ぶ京都府亀岡市内の小学校・義務教育学校に「ボトル型浄水器」800本、市内の給水スポット普及拡大に向けて「タンク型浄水器」50個を寄贈した。亀岡市は全国で初めてプラ製レジ袋の提供を禁止する条例を制定するなど、プラスチックごみゼロを目指す環境先進都市として知られている。(オルタナ編集部)

亀岡市は2018年12月、「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を発表し、2030年までに使い捨てプラスチックごみゼロのまちを目指している。2020年3月にはBRITA Japanと包括連携協定を締結し、マイボトルの普及を強化することでペットボトルなどのプラスチックごみ削減を進めている。
その一環として、両者は使い捨てプラごみ問題やSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした高校生向け教材を制作するなど、環境教育にも力を入れている。
今回、BRITA Japanは、ボトル型浄水器とタンク型浄水器を寄贈。環境保全について正しく理解できる年齢ということと、修学旅行や中学校でも活用してほしいという思いから、小学校・義務教育学校の6年生を対象に、持ち運べるボトル型浄水器を提供することになった。

タンク型浄水器は、市内の給水スポット登録店舗や、使い捨てプラスチックを使用せずにプラごみ削減に努める「リバーフレンドリーレストラン」登録店舗に提供予定だ。2021年6月時点で、給水スポット登録店舗は24店、リバーフレンドリーレストラン登録店舗は12店ある。
ボトル型浄水器を受け取った児童は「素敵なプレゼントを有難うございます。体育の授業や放課後に使いたい」と話した。