ダノンジャパンのローラン・ボワシエ社長は9月8日に記者会見し、同社
マネージャー層の男女比率を、2025年までに「50対50」にする目標を発
表した。(オルタナ編集部)

このほか、「ダノンジャパン経営陣の日本採用者比率を60%にする」
「同社経営陣の社内昇進比率を20%増やす」などの人事目標を掲げた。
日本のジェンダーギャップ指数は先進国の中で最も低い116位であるほ
か、経済界における女性管理職の割合が平均8.9%(帝国データバンク調
べ)にとどまる。
「求職者の76%が多様性と包括性に関心がある」との調査もある。この
ような状況の中で、ダノンジャパンはジェンダー配慮の高い目標を掲げ
ることで、より優秀な社員を確保する狙いと見られる。
このほか、ダノンはグローバル規模でのフードロス率を2016年比で50%
に削減する目標も発表した。2021年現在、同社のフードロス削減率は
27%(2016年比)だという。同社は独自の技術で業界最長の賞味期限を
持つヨーグルトメーカーであり、今後も賞味期限の長期化に取り組む。