ブラザー、「循環経済パートナーシップ(J4CE)」に参加

ブラザー工業株式会社(社長:佐々木一郎、以下 ブラザー)は、循環経済を促進するために設立された、官民一体の枠組みである「循環経済パートナーシップ(J4CE)」への参加を表明した。


■   循環経済パートナーシップ(J4CE)とは

循環経済への流れが世界的に加速化する中で、国内の企業を含めた幅広い関係者の循環経済へのさらなる理解醸成と取り組みの促進を目指して、官民連携を強化することを目的とし、2021年3月に環境省、経済産業省、経団連によって創設された枠組みである。

■   ブラザーの循環経済に向けた取り組み

ブラザーでは、「ブラザーグループ環境ビジョン2050」を掲げ、2050年までにグループの事業活動におけるカーボンニュートラルを実現するとともに、事業活動における資源の持続可能な利用と、廃棄物による環境負荷を最小化することを目標としている。資源循環については、マイルストーンとして循環経済型ビジネスの拡大と資源の再生利用により、2030年までに製品*1に投入する新規資源率を65%以下*2とすることを目指している。さらに2024年度を最終年度とする中期戦略「CS B2024」において、解決すべき重要な社会課題の一つとして資源循環をマテリアリティに特定し、製品*1に投入する新規資源率81%以下*2をサステナビリティ目標として設定した。その実現に向けた循環経済型ビジネスの拡大については、「プリンターの消耗品カートリッジの回収・リサイクルの拡大」、「製品のリユース促進」、「サブスクリプションサービス等のお客様とつながり続けるビジネスの拡大」の三つを主要な取り組みとして位置づけている。

ブラザーは、今後もJ4CEへの参加を通じて循環経済に向けた取り組みを促進し、ブラザーグループ環境ビジョン2050の達成に向け、全社を挙げて活動に取り組んでいくとしている。

*1 包装材を含む

*2 対象は、プリンティング・アンド・ソリューションズ事業、パーソナル・アンド・ホーム事業、 マシナリー事業

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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