検定テキストから:サステナビリティ報告書の現状と課題

*この記事は「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)3級公式テキスト2023年版(2022年11月30日発売)」から抜粋しています。テキストの購入はこちら、サステナ経営検定についてはこちら

サステナビリティ報告書の役割とは

企業のCSR活動を分かりやすく取りまとめ、情報開示を行うためのツールがサステナビリティ報告書である。報告書を作ることにより、それまで明らかではなかった企業活動のプロセスを可視化でき、①経営の意思決定に活用できるだけでなく、②社員が自社の企業活動およびその意義について理解を深められるほか、③社内外のさまざまなステークホルダーとコミュニケーションを取るための重要な情報基盤にもなる。

開示する内容は社会からの要請を取り入れた「報告ガイダンス」によって定められている。これは報告書というものが、いわゆる宣伝・広告とは異なり、企業を外部から正しく評価するために、企業にとって都合の良いことばかりではなく、場合によっては都合の悪い情報、さらには経年または企業間において「比較可能」な情報が必要だからだ。

このため報告ガイダンスへの理解を深めることが社会の要請に応えた良いサステナビリティ報告書を作るための第一歩になる。

サステナビリティ報告書の現状と課題

*この続きは「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)3級公式テキスト2023年版」に掲載しています。テキストのご購入はこちら

サステナ経営検定

サステナ経営検定

「サステナ経営検定」は、多くの企業や組織が持続可能(サステナブル)になるために、CSRの意義とメリットを広め、実践してもらうこと、また検定合格者が健全で生産性や競争力が高い社会の実現に貢献することを目指しています。 「サステナ経営検定」は、1級~4級まであります。1級試験は秋、2~3級試験は春と秋、4級試験は毎月実施しています。

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