
東京ガスはこのほど、日本政策投資銀行(DBJ)の「DBJ環境格付」融資制度に基づく環境格付評価において、格付評点が傑出して高いモデル企業のみに与えられる「特別表彰」を受賞した。
「DBJ環境格付」とは、DBJが国連環境計画金融イニシアティブと環境省との情報交換を踏まえ開発した120の質問からなる格付システムで、企業の環境経営度を評点化する。
DBJは、これにより、優れた企業を選定し、得点に応じて融資条件を設定する「環境格付融資」を提供している。2004年のサービス開始以来、150件以上の融資を行なってきた。
東京ガスは、以下の3点の取り組みが高く評価された。
1)生物多様性保全の推進ガイドラインに沿い、LNG( 液化天然ガス)バリューチェーンにおいて多様な調達先からの安定的な原料確保するなど、さまざまな取り組みを行っている。
2)コージェネレーションシステムやエネファームなど分散型エネルギーシステムや高効率ガス機器の技術開発、普及拡大に努めることにより、天然ガスへの転換および高度利用を進め、CO2排出量削減に貢献している。
3)掘削土対策において、新工法や借埋め戻し材の開発など3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取り組みにより、業界最高水準の再生利用率43%を維持している。
(オルタナ編集部=赤坂祥彦)