
インテルと三菱地所は16日、東京・丸の内にあるビル2棟に情報通信技術を活用した血圧管理のための血圧ステーションを設置し、サービスの提供を開始した。
対象者は期間中、いつでも無料で血圧測定ができる。また、ユーザー登録を行えば、日々の血圧データを自分のパソコンに転送し、血圧データの変化をグラフで把握できる仕組みだ。
厚生労働省が2005年に実施した調査によると、国内の高血圧症有病者と正常高値血圧者はあわせて約5940万人と推定されており、人口の約4割を占めるに至っている。
高血圧症は脳血管疾患や心臓病などを引き起こす要因だ。40代では約20%、50代で約50%、60代では約60%が患うというデータが出ており、年齢とともに患者も増加する傾向にある。
両社は、9月17日まで血圧ステーションを設置する計画で、効果を検証し、設置場所の拡大などを検討する予定だ。
設置場所と対象者は以下のとおり。
◆ 国際ビル(東京都千代田区丸の内3-1-1)
地下1階リフレッシュルームおよび1階ATM横オープンスペース
対象者:国際ビルテナント社員およびビル一般利用者
◆ 大手町ビル(東京都千代田区大手町1-6-1)
6階三菱地所コミュニケーションルーム
対象者:三菱地所およびグループ社員
(オルタナ編集部=赤坂祥彦)