
国産オーガニックコスメブランド「アムリターラ」(東京・渋谷)が、オーガニックのホホバオイルやアロエベラエキス、サンゴパウダーなどを配合した「アメージングオーガニックファンデーション」を5月21日に新発売する。ナノ粒子は不使用だが紫外線を防止し、「SPF13、PA+」を実現した。
アムリターラというブランド名は、古代インド神話に出てくる不老不死の飲料である「アムリタ」と、サンスクリット語で、響き渡る、星という意味の「ターラ」を組み合わせて付けられた。
アムリターラでは、同社独自の基準「アムリターラの10の約束」に沿った製品づくりを行う。植物本来の力を生かすために、植物原料の80%以上はオーガニックや野生の植物を使用している。
合成界面活性剤は、石油系、植物系にかかわらず使用しない。大豆レシチンで乳化し、美容ジェルにも合成ポリマーを使用せず、こんにゃく芋や寒天を使っている。石油系の合成防腐剤も使用せず、植物が持つ天然の防腐効果を利用する。
ファンデーションには、ナノ粒子、シリコーン、タルク、タール色素を使用していない。酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、マイカなどの天然鉱石は、肌に触れないようにヤシ油由来成分でコーティングした。さらに、酸化チタン不使用タイプもあり、薄づきになるが、「SPF10、PA+」を実現している。
価格は、レフィルが4200円(税込)でパフ付きのコンパクトは1050円(税込)。
発売に合わせて、「アムリターラ珊瑚の森基金」もスタートする。フェイスブックでシェアするか、ツイッターでツイートすると、アムリターラが沖縄の珊瑚を守るための基金「コーラル沖縄」に寄付をするプロジェクトだ。(オルタナ編集部=吉田広子)