
「CSRアジアサミット2012」が9月18日と19日の二日間、中国の北京で開催される。
今年は、「国際的な挑戦のためのローカルなイノベーション」をテーマに500人以上の関係者が集い、アジア全体におけるCSRの動向とその国際社会への影響について議論する。
中国はもはや単なる「世界の工場」ではなく、世界経済を牽引する企業を多く有する国となった。政府は以前にも増して、企業に対しCSRを着実に果たすように求めるようになっており、関連する法や規制も増加している。
また、ソーシャルメディアの浸透により、労働者や消費者も自分たちの権利を企業に対し、主張するようになっていることからも本会議の行方が注目される。
会議では目玉イベントとして、中国国内で活動するNGO50団体や社会企業などが斬新で持続可能なビジネスによる社会・環境問題解決について語り合う「CSRショウケース」と、中国の公衆衛生改善のためのチャリティディナーショーが開催される。(オルタナ編集部=赤坂祥彦)