
野田首相が首都圏反原発連合の代表者らと面会した22日の朝、同首相は都内のホテルで日本商工会議所の岡村正会頭ら財界人と会食していた。主要各紙によれば、野田首相は7時56分に東京・芝公園のホテル「ザ・プリンスパークタワー東京」に到着し、岡村会頭、キヤノンの御手洗冨士夫会長らと会食。9時15分にホテルを後にした。
同日午後2時からの首都圏反原発連合との面会で、同メンバーが「政府は財界とつながりがあり、(再稼働を)経済で判断しているのではないか」と発言したのに対して、野田首相は「特定の経済団体に影響されてのものではない」と話した。面会は30分で終了した。
会食の席で原発や再稼働をめぐり意見が交わされたかは不明。首相はこの後、午後3時半から20分、岡村会頭ら財界人と面会した。岡村氏は安全性を確保した上での原発再稼働を野田首相に求めた。(オルタナ編集部=斉藤円華)2012年8月24日