
国際環境NGOグリーンピースが約10カ月ぶりに実施した「お魚スーパーマーケットランキング」で、イトーヨーカドーが最下位から1位に躍進した。消費者の声を届けた成果として、グリーンピースが9日に発表した。 (オルタナ編集委員=瀬戸内千代)
お魚スーパーマーケットランキングは、魚介類の持続可能性や安全性に関して、国内の大手スーパーマーケット5社の取り組みをグリーンピースが調査して結果を消費者に示すキャンペーンである。
3回目の今回は、「調達方針」「取扱商品」「トレーサビリティ」「情報公開」「放射能汚染問題」について調べ、1位イトーヨーカドー67点、2位イオン65点、3位西友60点、4位ユニー(アピタ)52点、5位ダイエー46点となった。
イトーヨーカドーは前回、詳細情報の提示を拒否したため得点ゼロの最下位だった。低評価がSNSなどで拡散されたのを受けてトレーサビリティーなどを強化した結果、今回は一気に順位を上げた。
1 2