インパクト投資を推進するグローバルネットワークであるGSGの日本支部であるGSG国内諮問委員会は、インパクト投資の現状と課題をまとめた年次レポート「日本におけるインパクト投資の現状と課題」を公開した。(日本ファンドレイジング協会=宮下 真美)
レポートでは、アンケート調査に基づき、日本のインパクト投資の投資残高、国内外の1年間の動向などをまとめた。レポートによると、日本におけるインパクト投資残高は、11兆5414億円と、昨年度比197%だった。
急拡大した背景には、既存のインパクト投資の啓発組織の拡大がある。今年度の増加額の70%を占める。投資先としては、回答組織数ベースと投資残高ベースのいずれでも、「気候変動の緩和」が高かった。