「その気候変動対策に人権リスクはありませんか」

ニッケル産出国であるインドネシアとフィリピンで、土地を奪われ、環境破壊に苦しむ人々を取材したドキュメンタリー映画「レアメタルと気候危機」

第60回SBLセミナー「レアメタルと気候危機」上映会
「脱炭素化の裏にある人権問題」

オルタナは7月30日、第60回SBLセミナー「レアメタルと気候危機」上映会「脱炭素化の裏にある人権問題」を開催します。

気候変動対策として、再生可能エネルギーや電気自動車の普及が進んでいます。しかし、これらの技術には、大量のレアメタルが必要不可欠です。特にニッケルは、限られた地域でのみ採掘され、その需要は脱炭素化とともに急増しています。

「レアメタルと気候危機」は、ニッケル産出国であるインドネシアとフィリピンで、土地を奪われ、環境破壊に苦しむ人々を取材したドキュメンタリー映画です。気候危機は差し迫った問題である一方で、誰かを犠牲にした気候変動対策で良いのか、疑問を投げかけます。

本上映会では、ゲストとして、大和総研で長年サステナビリティを研究してきた河口真理子・立教大学特任教授、「レアメタルと気候危機」を制作したアジア太平洋資料センター(PARC)の田中滋・事務局⾧・理事を招き、脱炭素化と人権について考えます。

・ドキュメンタリー映画「レアメタルと気候危機―『脱炭素』の裏で」の詳細はこちら

第60回SBLセミナー「レアメタルと気候危機」上映会
「脱炭素化の裏にある人権問題」

日時:2024 年 7 月 30 日(火)19:00-20:30
場所:オンライン(ZOOM)

●プログラム(予定)
19:00-19:05 主催者からご挨拶
19:05-19:50 「レアメタルと気候危機―『脱炭素』の裏で」上映(ZOOM 上)
19:50-20:30 全体セッション「脱炭素化の裏にある人権問題を考える」(質疑応答含む)

●ゲスト
河口真理子氏(立教大学特任教授)

立教大学特任教授、不二製油グループ ESG アドバイザー、三菱化工機社外取締役。一橋大学大学院修士課程修了(環境経済専攻)。2020 年 3 月まで大和総研にて、サステナビリティの諸課題について、企業の立場(CSR)、投資家の立場(ESG投資)、生活者の立場(エシカル消費)の分野で 20 年以上調査研究、提言活動を行ってきた。現職では、サステナビリティ学についての教育と、エシカル消費、食品会社のエシカル経営にかかわる。

田中滋氏(PARC 事務局⾧・理事)
米国コーネル大学大学院在学時から ACORN(Association of Community Organizations for Reform Now)をはじめとする米国における低所得者層を支援する社会運動に関わる。帰国後は環境 NGO A SEED JAPAN 事務局を経て現職。社会的連帯経済を推進する大陸間ネットワーク(RIPESS)やアジア太平洋調査ネットワーク(APRN)など国際的な NGO ネットワークの理事も担う。

●参加費
SBL 有料会員:無料
一般:1500 円
学生:500 円

申し込みはpeatixから

yoshida

吉田 広子(オルタナ輪番編集長)

大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。2025年4月から現職。執筆記事一覧

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キーワード: #ビジネスと人権

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