RCFは2015年度、岩手県から事業を受託し、「いわて三陸 復興のかけ橋プロジェクト」に取り組む。東北復興をきっかけに発足した同団体は、中長期的な地域振興や県外企業との協働事業を推進するための、ステークホルダー同士のマッチングや情報発信などを行う。本コラムでは、実際に岩手で企業と地域が連携している事例や、持続的な地域づくりに取り組む地域団体などを紹介していく。(一般社団法人RCF=荻布裕子)

今秋も資生堂パーラーから新たにドレッシングが発売された。東北・気仙地域特産の「椿」の実から搾った椿油を使った、オリジナルレシピのドレッシングだ。2回目となる今年は、サラダなどに幅広く使える「オニオン」と、魚介との相性がよい「イタリアン」の2種類で、資生堂パーラーの銀座本店ショップのほか、イオングループ各社店舗のお歳暮カタログや盛岡の特産品プラザ らら・いわてで購入できる。
椿油は、血中コレステロールを下げる働きをもつオレイン酸の含有率がオリーブオイルより高く、保湿力や抗酸化力に優れている。安価な食用油が多く出回るようになった現代においては、特に食用としては希少となっているが、古来日本各地において、外用だけでなく食用としても利用されてきた歴史がある。