
「日本のまちに、光を当てよう!」、これが12月9日(金)、10日(土)に東京都渋谷のヒカリエで行われる「まちてん」という名の「地方創生まちづくりフォーラム」のテーマである。参加者を代表して筆者が「まちてん2016実行委員長」を務め、先日、オープニングセッションにお招きする高知県知事を訪問したのでその予告としてご紹介したい。併せて「まちてん」の見どころをまとめたので、奮ってご参加いただきたい。後援は、内閣府、復興庁、農林水産省、環境省、高知県、富山市、鯖江市(他予定)である。(株式会社伊藤園 常務執行役員=笹谷秀光)
■「地方創生CSV」

初日の9日の冒頭、10:00から10:55のオープニングセッションでは、実行委員長笹谷のミニプレゼン―TED方式にチャレンジする予定―から始まる。これに続き、尾﨑正直高知県知事をお招きして笹谷とのトークセッション「高知県の発信力に学ぶ−地方創生の実現を目指して−」が行われる。
「高知家」というプロモーションと「地産外商」戦略などで、次々に成果を上げている高知県。その地方創生の実現に向けた取り組みの秘訣を探り、その解決に向けた官民協働の取り組みをテーマにした対談だ。
この打ち合わせのために先日、高知県知事を訪問した。知事からは「地方創生には企業との協創も重要であり、企業は社会課題解決と事業成果の同時実現で共有価値の創造を目指してほしい。いまや『地方創生CSV』が重要である。そのためのヒントを『まちてん』で皆さんと共に考えたい」との意向をうかがった。
CSV(共有価値の創造)は筆者のライフワークとなりつつある考えだが、これを地方創生に応用する尾﨑知事は先駆的だ。久しぶりに訪問した高知で県庁の知事室に掲げられた坂本龍馬の名言「日本をいま一度せんたくいたし申候」は改めて含蓄が深いと感じた。