このタイトルは外務省の呼びかけである。いよいよ2018年はSDGs「実装元年」となろう。新年のキックオフになる、SDGsシンポジウムをご紹介したい。筆者がシンポジウム実行委員長を務めている。SDGsは、ようやく日本でも企業を始めあらゆる組織が具体的な取組みを始めようとしている。今回は企業がSDGsにどう貢献していくのか、がテーマだ。奮ってご参加いただきたい。(伊藤園 常務執行役員=笹谷 秀光)

■SDGs「実装元年」
2017年は、将来振り返った時、SDGs(持続可能な開発目標)の「浸透元年」だったと言われそうな気がする。そして、2018年はSDGs「実装元年」になるだろう。

31年間の農林水産省での行政経験のうち、3年間の環境省、3年間の外務省(在米日本大使館勤務)」などで国際交渉も数多く担当し、内外の動きを見てきたが、今、大きな節目が来ている実感がある。
1月18日に慶応大学三田キャンパスで日本経営倫理学会(JABES)主催によるSDGsシンポジウムが開催される。テーマは「世界共通言語となった持続可能な開発目標(SDGs)と経営倫理」である。副題に「ESG時代に企業はSDGsにどう貢献するか」とついている。