激動の世界、環境・社会の持続可能性が必須です。今求められるのは、外来語(CSR / SDGs)を自分ごと化して発信する「発信型三方良し」と関係者連携の「協創力」だと考えます。この度、「笹谷秀光の公式サイト―発信型三方良しー」を開設しましたのでご紹介します。(伊藤園 顧問=笹谷 秀光)

■不易流行(ふえきりゅうこう)
時代が激しく変化している中で、松尾芭蕉の「不易流行」という考えを思い出します。芭蕉の俳論といわれるこの考えは実にクールです。
「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」(『去来抄』)というもので奥が深いです。要するに、「不易」は、いつまでも変わらないこと、「流行」は、時代に応じて変化すること変化しない本質的なものをよく見極める一方で、新しい変化も取り入れていくことです。実に持続可能性の本質をうまく言い表す表現です。
今、国づくり、地域づくり、企業経営に求められているのは、中長期的な展望に立った持続可能な(サステナブルな)設計です。
■持続可能性と「協創」