まだクラウドファンディングという仕組みが国内になかった2011年に生まれた「Readyfor(レディフォー)」。これまでに集めた累計金額は70億円を突破し、国内最大級のプラットフォームに成長した。(聞き手=箕輪 弥生、池田 真隆)

創業者は、米良はるかさん。米国に留学した際にクラウドファンディングの仕組みに興味を持ち、帰国した直後に起業した。若干23歳だった。同社が際立っているのはその規模だけではない。クラウドファンディングの成功率は、業界平均で3割といわれているが、レディフォーの成功率は約8割と非常に高い。
米良さんは社会的に共感される「テーマ性」、それを実現したいという人の「キャラクター」が重要だと言う。加えて同社では告知方法やプロジェクトの広げ方なども、伴走者が付き、きめ細かくアドバイスする。華やかな成功体験を積み重ねる米良さんだが、昨年悪性リンパ腫という大病を経験した。
半年間の療養中に考えていたことは、自分のことより社会の仕組みだったという。
■この続きは雑誌オルタナ55号「SDGsウォッシュ 回避への9行動」に掲載されています