米国エネルギー情報局(EIA)は3月27日、米電力事業者が生産した発電量で、再生可能エネルギーが初めて石炭火力発電を上回ったと発表した。2021年に続き、再エネは原子力発電も抜いた。天然ガスが最大の発電源であることに変わりないが、再エネの発電量は年々増加している。(オルタナ副編集長=吉田広子)
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EIAによると、米国では石炭火力発電所の廃止が進み、発電量に占める割合は23%(21年)から20%(22年)に減少。原子力発電も、20%(21年)から19%(22年)に減少した。一方、風力と太陽光発電のシェアは、12%(21年)から14%(22年)に増加した。水力発電は6%で変わらず、バイオマスと地熱は1%未満だった。
風力発電量はテキサス州が最大で、米全体の26%を占めた。太陽光発電は、カリフォルニア州が最大で、米全体の26%を生産した。