資源のない日本では廃材も無駄にできない。そこで、ゴミとして処分される廃材をデザインの力で商品化し、クールなアイテムにして製造・販売するアーティストブランドを増やす事業が始まった。(聞き手・今 一生)=文中敬称略
青山雄二(31歳) 株式会社ケンエレファント(東京都/石山健三代表)の社員として廃材の再商品化事業を立ち上げ、2011年9月からNPO法人NEWSED PROJECT副理事長。
(本誌からの続き)
――古くなったり、使われなくなったりした素材を使って商品化したオリジナルグッズは、NEWSEDのネット通販サイトで誰もが気軽に購入できるようになっていますね

青山 ネットだけでなく、BOOK246(青山)、レツェプト(上野)、eyecosense(二子玉川)、カタカナ(自由が丘)、COOKCOOP(渋谷)、onsudays(外苑前)、sakumotto(中目黒)、PLOT(千駄ヶ谷)などで購入できるほか、NADiff 愛知(名古屋)、ZUURICH(京都)、スタンダードブックストア心斎橋(大阪)、cosha(松山)などの地方の店でも買えます。
――2012年はそろそろ直営店も?
青山 NEWSEDがプロデュースする店を都内に出したいです。秋葉原や御徒町、墨田区あたりのアート系のエリアで。
今はまだケンエレファント内にNPO法人の事務所を間借りしていますが、拠点ごと店に移せればと。おかげさまで商品の売り上げは上がってきているので、いろんなクリエイターと組んで量産可能な面白い家具とか、逆に1点ものの作品なども企画して製造・販売したいので、廃校や倉庫になったところを工場にできれば、うれしいですね。